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「「クエ」と言われても大量に「クエ」ない油坊主」について 高級魚クエと偽り販売/八戸の2業者(2008/03/25) 八戸市の漁業会社「丸吉」と水産卸売会社「八戸魚市場」が、高級魚のクエと称して、全く違う魚のアブラボウズを売っていたとして、青森県は二十四日、JAS(日本農林規格)法の表示に関する基準違反の疑いで両社に改善を指示した。丸吉は約四十年前からの慣行としているが、食品表示問題が社会問題化し、食の安全・安心に対する消費者の関心が高まる中で、県内業者の認識不足や県の指導の徹底不足が問われそうだ。 同様の違反をした大阪府の水産物販売業「矢崎」が、八戸魚市場の書類を保有していたため、農林水産省が一月末、県に連絡。県と国が調査し、両社がクエではないと分かっていながら、アブラボウズを仲買人に売っていたことを認めた。 県によると、丸吉は二〇〇五年十二月から〇七年一月までと、〇七年二月から十一月までの間、所有する船が太平洋ミッドウェー付近の天皇海山で漁獲したアブラボウズ計二十三トンをクエと表示して売るよう八戸魚市場に委託。八戸魚市場はそのまま卸売りした。 県内でクエを食べる習慣がないため、ほとんどが関西や九州に出回ったとみられる。丸吉は〇五年十二月以前は他県の市場に水揚げしていた。 農水省によると、クエは高級魚として知られ、市場関係者間では通常、一キロ当たり三千―一万円で取引される。ただ県によると、八戸魚市場での卸売価格は八百―千三百円で、アブラボウズと大差がなかった。 八戸魚市場の代表取締役も務める丸吉の川村嘉朗社長は二十四日に記者会見し、「長年『クエ』と呼んできた歴史があったが認識不足だった。改善指示を謙虚に受け止め、適正に対処したい」と陳謝した。八戸魚市場の出貝元也専務は取材に対し、「弁解の余地はない。すべての魚の名称をチェックしたい」と述べた。 一方、安全・安心な県産品の生産、販売に力を入れている県農林水産部の田村優一部長は、今回の問題について「誠に残念。速やかな改善が大事だ」と話し、同日付で水産、市場、流通関係団体に適正な食品表示を行うよう文書を出した。 県は両社に改善指示のほか、再発防止策を四月二十三日までに提出するよう指示した。また、四月以降、県内に十八ある水産物卸売市場で法令順守の研修会などを開催する方針。 |
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